2024年03月20日

効率的な勉強法で後悔しない受験対策!受験勉強のコツと注意点を解説

受験は学生時代にほとんどの人が経験する、人生の中でも重要なイベントのひとつです。受験の合否は、その後の進路にも影響を与えることもあるため効率的に勉強を行い、後悔のない受験対策をしたいものです。そこで今回は、後悔しないための受験勉強のコツと注意点などについて解説していきましょう。

1.受験勉強をはじめる前にするべきこと

限られた時間の中での受験勉強は、すぐにでもはじめたい気持ちになるでしょう。しかし、受験勉強をはじめる前には、さまざまな準備が必要です。焦る気持ちを落ち着けて、まずはしっかりとした準備からはじめましょう。受験勉強の前にするべきことについて解説します。

1-1.目標の設定

最初に、志望校や偏差値などの目標を明確に設定しましょう。目標のない勉強は、時間と労力を無駄に使うことになりかねません。明確な目標設定は、受験対策を計画する上で重要な指標になることから、しっかりと行いましょう。

1-2.自分の実力や弱点を知る

次に、模試などを受けて現時点での自分の実力を把握しましょう。受験勉強は総合的な学習が必要であるため、一部の分野だけに秀でていても意味がありません。また、目標に対して、自分の実力がどれだけ足りていないかを知る上でも、現時点の実力の把握は大切なことです。

このとき自分が苦手とする分野について、確認することも大切です。しっかりと自分の弱点を理解した上で、確実な受験対策を行えるようにしましょう。

1-3.具体的な学習計画をたてる

目標と実力を元に、これからの受験勉強の学習計画をたてていきましょう。計画をたてる上で大切なことは、より具体的に決めることです。総合的に勉強を行うことはもちろんですが、弱点分野の勉強を集中的に行う期間も具体的に設定します。

また、予定を詰め込みすぎないように、実現できるだけの余裕ある計画をたてるようにしましょう。学習計画は、すべてが思い通りにいかないことの方が多いことの理解が必要です。勉強をしながら自分の実力に合わせて、その都度、計画を変更しながら受験勉強を行うことが大切になります。

2.効率的な受験勉強のコツ

受験勉強は入試日までの時間も限られていることから、その時間の中でどれだけ効率的に勉強をすすめていけるかが重要になります。時間を有効に使うためにも、無駄の少ない受験勉強を心掛けましょう。それでは、受験勉強を効率的に行うためのコツを少しだけご紹介します。

2-1.基礎固め

受験勉強をする上で、最も大切なのは基礎だといっても過言ではありません。基礎がしっかりと固まっていないと、その後の応用問題を解くことは困難です。実際のところ、入試問題は応用問題が多いため、その勉強にばかり目がいきやすいでしょう。

しかし、応用問題を解くためにも、基礎をしっかりと勉強することが大切です。そのため、受験当日までの計画の中で基礎固めの時間は確実にとるようにしましょう。

2-2.バランスのとれたインプットとアウトプット

勉強を効率的にするには、インプットとアウトプットを繰り返し行うことが大切です。理想的なアウトプットとインプットの比率は「7:3」ともいわれており、理解力に合わせてバランスよく勉強するようにしましょう。

アウトプットとインプットに必要な時間は個人差もあることから、暗記と理解の学習とテストを繰り返し行い、自分の実力を確かめながら勉強を続けていくことが大切です。

2-3.目標にあった参考書の活用

勉強するときには、自分が目標とするべき学力にあった参考書を活用するようにしましょう。極端な話、信頼できるものを見つけられれば、参考書は1冊あれば十分ともいえます。信頼できる参考書を厳選することが、その後の学習効率を左右することになるでしょう。

2-4.弱点の克服

受験勉強は総合力が必要です。得意な分野を維持して、さらに伸ばすことも大切ですが、普段から勉強をするときは弱点の克服に重点を置くようにしましょう。弱点の克服は点数アップの伸びしろがあることから、その効果を目に見えて感じられ、モチベーションのアップにもつながります。

3.受験勉強の注意点

受験勉強では、気持ちの焦りなどから一生懸命勉強しているつもりでも、逆に効率の悪い勉強をしてしまうこともあります。効率の悪い勉強をしないための注意点について解説します。

3-1.時間管理と分散学習

入試までの時間が決まっている受験勉強では、時間管理が非常に重要です。しかし、期日が決まっていると、気持ちの焦りなどから無理してでも参考書の内容を詰め込みたくなるものです。また、人によっては睡眠時間を削ってまで勉強に取り組む人もいるでしょう。

確実な記憶の定着には、分散して少しずつ勉強することが重要であり、睡眠時間を削るような行為は記憶力も低下し、効率の悪い勉強になるとしかいえません。

3-2.完璧を求めない

勉強するときは、すべてを完璧に覚えようとする人もいるでしょう。また、まとめノートを作るときに必要以上に時間をかけて、完璧なノートを作ろうとする人もいます。しかし、入試に大切なことは要点を捉えることであり、すべてを完璧にする必要はありません。適度に肩の力を抜いて要点をしっかりとつかむように努めましょう。

3-3.参考書は厳選する

参考書は、有効に活用すれば受験勉強に確実に役立つことは間違いありません。しかし、参考書を大量に揃そろえるようなことは、決してしないようにしましょう。人によっては、多くの参考書が身の回りにあるだけで満足してしまうこともあります。

また、さまざまな参考書を活用するよりも、厳選した参考書を反復して学習する方が学習効率もよくなります。そのため、参考書は厳選した信頼できるものだけを活用するようにしましょう。

4.まとめ

受験勉強は限られた時間の中でどれだけ効率よ勉強できるかで、志望校への道も決まってくるでしょう。計画的に勉強をして理想の進路への道を切り拓けるように日々の積み重ねを忘れずに行いましょう。

「学志ゼミナール」では、一人ひとりの生徒さんと向き合って、それぞれにあった学習サポートを行っています。将来の夢への一歩となる受験勉強を理想のものにするためのお手伝いをさせていただきますので、ぜひご相談ください。