2024年05月15日

まずはここから！中学生・高校生が成績を上げる学習方法について徹底解説

中学生・高校生になって成績が思うように伸びない、勉強が苦手になったと感じている人は多いものです。小学校の頃は特別な勉強をしなくてもテストや通知表はいい成績だったのに、という人が多いのも無理はありません。

小学校から中学校、中学校から高校と進むごとに、学習内容は増えて難易度もアップするからです。そこで今回は、中学生・高校生がそれぞれ成績を上げるための学習方法を徹底解説していきましょう。

1.中学生が成績を上げる方法とは？

小学校では授業と宿題だけでそれなりの点数を取れていたものの、中学生になったら勉強が苦手になった、成績が落ちたという人は多いはずです。

中学校になると学習内容の難易度が上がるため、しっかり自分の勉強スタイルを確立しなければ成績アップにつながらないのです。次のような点に気をつけて、自分なりの勉強スタイルを作っていきましょう。

まずは、毎日30分机に向かう習慣をつけましょう。30分だけで本当に大丈夫なのか不安になるかもしれませんが、初めから長い時間に目標設定すると、習慣づける前に挫折してしまいます。帰ってすぐ、夕食の後など日常生活にうまく組み込んで習慣をつけていきましょう。

机に向かったからといって、特別な参考書や問題集に取り組む必要はありません。まずは、学校の宿題からはじめましょう。時間が余るようなら、その日の授業のノートや教科書を見返すだけでも十分復習の効果が見込めます。その日の学習内容は、その日のうちに身につけていきましょう。

定期テスト前に部活動が休みになるのは、1週間前の学校が大部分です。ただしそこからテスト勉強をはじめても、実は間に合いません。2週間前からはじめることで、出題範囲の広い教科や苦手教科の対策が可能になり、得点アップが見込めるでしょう。

理科・社会・国語（漢字・国文法）は暗記の多い教科なので、直前に集中対策が可能です。ところが英語・数学は文法や公式を暗記した上で問題を解く、演習が必要な教科です。教科の特徴を見極めて、効率よく準備しましょう。

期末テストは、5教科にプラスして実技4教科のテストも行われます。実技教科は内申点に大きく影響するので、油断しないようにしましょう。

とはいっても、実技教科は教科書に載っている基本的な内容を押さえていれば、高得点の見込めるテスト問題であることが大部分です。実技教科の対策を行っているかいないかで、取れる点数は大きく変わってきます。

高校になると中学よりさらに学習範囲が広くなり、学習量は5倍から10倍になるといわれています。高校に入ったらさらに勉強の仕方に工夫が必要になってくるでしょう。中学校のようなテスト前の一時的な詰め込みではなく、毎日少しずつ学習内容を定着させていく勉強法にシフトチェンジしていくのがおすすめです。

高校生になったら、最低でも1日2時間から3時間の学習時間は確保したいものです。無理だと思う人も、スマホの時間を決めたり、自由時間も設けてメリハリをつけたり、通学時間も有効に使ったりすれば学習時間が捻出できるでしょう。

まずは苦手な教科・伸び悩んでいる教科を重点的に学習するのが、成績アップの近道です。難しい教材は避け、難易度の低い教材で基礎固めをしていきましょう。

ノートにきれいにまとめることで、勉強した達成感をもつ人も少なくありません。ところがノート作りで満足してしまうと、問題演習の時間が取れず成績も伸びにくいものです。重要な部分はノートにまとめず、教科書・参考書の重要個所に、蛍光ペンでなぞったり付箋を貼ったりするので十分です。

人の記憶力を研究した「エビングハウスの忘却曲線」によると、一度覚えたことも、1時間後56％・1日後74％・1週間後77％・1か月後79％を忘れてしまうそうです。一度覚えたことも、何もしなければ約80％は忘れてしまうことになるので、授業当日と1週間後の2回復習するのが効果的でしょう。

記憶したことを定着させるには、実際の問題を解いて演習形式で実践するのがおすすめです。暗記した公式や単語、文法なども実際に使いこなせなければ意味がありません。「わかったつもり」から抜け出すのに、実践演習は有効なのです。

成績を上げるためには、何も特別なことをする必要はありません。難易度の高い問題集を解いたり、長時間机に座り続けたりしなくてもいいのです。毎日机に座る習慣をつけて、学校の課題や授業の復習をすることからはじめてみましょう。

「学志ゼミナール」では、一人ひとりの学力に応じたオーダーメイド型の学習スタイルで、成績を着実に伸ばすお手伝いをいたします。中学生・高校生で成績を伸ばしたいとお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。