2024年10月16日

内申点はどこから高い?志望校による基準の違いについて解説!

内申点について、どこからが高いか気になっていませんか。志望校によって「高い」の基準は異なります。行きたい高校に合わせて必要な内申点を知りましょう。そうすれば志望校に必要なレベルと比べて、自分が高いかわかります。高校受験を控え、内申点の基準が気になる中学生のため、高いといえるレベルについてまとめました。これを読めば、内申点の正しい基準を知り、自己評価をしやすくなったり、今後の学習方針を考えたりできるでしょう。

1.内申点はオール3超えでも高いとは限らない

内申点は5段階あり、3が中央値です。9教科すべて3なら合計評定は27ですが、志望校次第では、それでも高いとは限りません。志望校によっては偏差値が高く、たとえば32以上ないと不十分のケースがあります。その場合はオール3超えで満足せず、さらなる高みを目指さなければなりません。

内申点が高いほど高校受験で有利です。筆記試験や面接では、内申点を一定比率で得点に加味します。そのため内申点が高いほど、受験ではアドバンテージになるのです。一方内申点が不十分だと、受験で不利になるおそれがあります。高校受験への影響を考えると、内申点はオール3だと不十分でしょう。4や5の評定の教科を、ひとつでも多く増やすことが大事です。

2.内申点がどこから高いかは志望校で異なる

内申点がどこから高いかは志望校で異なります。9教科の合計点数によって、合格圏内の高校が異なるほか、地域ごとの算出方法の違いにも要注意です。また内申点は推薦入試に影響しやすいといえます。内申点の基準について、以下の3つのポイントをまとめました。

2-1.9教科の合計で合格圏内の高校が違う

合格圏内の高校は、9教科の合計で異なります。高校ごとに基準偏差値が設けられており、さらに内申点によって偏差値が変わります。そのため一定の内申点がないと、志望校に適した偏差値を得られません。

たとえば内申点がオール4で36の場合と、3の教科があって合計30では、合格圏内の高校が異なります。内申点が足りないことで、志望校への入学が難しい場合もあるのです。そのため普段の学校生活で、内申点を上げる意識が欠かせません。学業の成果が優れているほど、内申点と偏差値が高くなります。そのため目当ての高校に行ける内申点が、自分にとって高いといえるでしょう。

2-2.都道府県ごとに内申点の算出方法が違う

内申点の出し方は、都道府県で違います。たとえば東京都の一般入試なら、中学3年生時の評価が重視されるしくみです。学力検査に含まれない実技教科は、評定を2倍として得点化します。このように中学3年生時の成績が、高校受験に影響しやすいのです。

しかしほかの地域によっては、東京都と違った算出方法を採用します。たとえば一部地域は中学3年生だけでなく、1年生や2年生のときの成績も評価に加える形です。また実技教科より主要5教科の評価を重視する地域も見られます。自身が住む地域に応じて、内申点の評価方法を調べておきましょう。高い内申点を目指すだけでなく、地域の算出方法に合わせて、高評価を受けられる状態が大切です。

2-3.推薦入試の条件も内申点の基準になる

中学生によっては高校受験で推薦入試を目指すでしょう。この場合は内申点が一般入試より重要です。推薦入試には、一定以上の内申点が設けられています。この基準を超えていれば、志望校に対して内申点が高い状態です。志望校を推薦入試で受ける場合、そこで求められている内申点を超えていれば十分といえます。

高校によって、推薦入試が可能な内申点の基準は異なります。「9教科30以上」のように、9教科の合計を見る高校だけではありません。「5教科23以上」や「3教科12以上」のように、限られた教科の内申点を見るケースもあります。そのため志望校に応じて、推薦に必要な内申点を調べておきましょう。人によっては志望校の推薦入試の条件を満たせば、内申点が高いといえます。

3.基準超えの内申点には普段の授業への参加度が大切

基準超えの内申点を得るには、普段の授業への取り組みが大切です。そのためには、今から成績を上げてください。内申点の対象期間は、中学1年生から中学3年生の2学期までです。地域によっては、3年生だけでなく、1~2年生時の成績も重要視されます。そのため毎日真剣に授業へ取り組んでください。

この記事を読んでいる中学生は、今からでも成績向上に取り組みましょう。内申点の上昇により、総合的な評価を少しでもよくすることが大切です。志望校を決めておき、そこに必要な内申点がわかれば、到達を目指して頑張ってください。

4.まとめ

内申点がどこから高いかは、人により違います。一般的な基準として、志望校の受験に必要な内申点を超えていれば、高いといえるでしょう。志望校により内申点の基準は違います。入りたいところに応じて、ひとつでも多くの数字を目指してください。

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