中学受験では塾の選び方で合否が決まることもある!その理由を解説
最近人気になっている「中学受験」ですが、人気中学は入学するのがかなり難しいといわれています。そのため、小学校の4年生から塾に通い、中学受験に備えるご家庭も多いようです。そこで、問題になるのが塾選びです。塾の選択一つで目指す中学の合否が変わることもあるようで、塾選びが重要になってきます。今回は、中学受験のために小学生が通う塾について解説します。
1.中学受験塾の価値
そもそも塾とはどのようなものでしょうか。塾といえば主に学習塾ですが、大まかにいえば小学生の半分、中学生の約80%が塾に通っているそうで、塾は身近な存在です。実際、塾は種類が多く、さまざまな形態の塾があります。集団・個別・映像・オンラインなど、塾といって、ひとくくりにできません。それでも、中学受験で人気になっているだけ塾の役割はあるのです。
1-1.学習面のサポート
塾の一番重要な役割は中学受験に必要な学力の強化や学力の向上です。また、中学受験で志望する中学に合格する学力を養成することです。小学校で学ぶ勉強と、中学受験の勉強はまったく同一ではありません。中学受験には「中学受験のための学習」が必要になるのです。
中学受験の出題範囲はかなり広く、教科書レベルよりも高度な問題が出題されることもあります。塾の学習範囲はそのレベルめでカバーできるよう、すべてが盛り込まれているのです。さらに、中学受験では演習量も重要です。塾では授業以外に自宅学習の宿題などの形で、演習量を確保します。そして、可能な限り多くの問題に取り組むことで、小学生の知識量を増やしていくのです。
1-2.志望校に特化した入試対策
塾は中学受験に関する莫大なデータを持っています。そのため、有名な中学については、それぞれの中学ごとに、入試問題の出題傾向を把握しています。また、その問題に対する勉強方法を教えてくれるのです。
志望する中学の出題傾向を自分で調べるのはかなりハードな面があります。しかし、塾では各学校の特徴が分析されているので、どのような対策を立てればよいのか、アドバイスが受けられるのです。受験勉強は勉強のやり方、つまり、何をどのように効率よく学ぶか、そして何を覚えるかなど受験テクニックの面もあります。短期間に効率よく学習するコツも学べるだけに、塾を利用することは意味があるのです。
1-3.中学受験の最新情報が得られる
中学受験は日程があり、提出する書類の期限もあります。また、受験に関する決まりごとなども、しばしば変更されることがあります。塾はそのような情報収集が確実で、すぐに開示し、伝えてもらえるのです。また、中学受験は1校でなく、複数校受験することもあり、塾では併願校の決め方もアドバイスしてもらえるのです。
1-4.中学受験モードに入れる
小学生が自分から日常生活を受験モードすることは難しい面があります。しかし、塾に通うと、毎週決まったルーチンで勉強するようになります。決まった曜日に決まった科目の授業を受け、その授業の宿題や予習・復習を行うようになるのです。つまり、塾に通うことで、1週間の勉強ルーチンが出来上がり、自然と学習のリズムも出来上がります。
また、塾では学力によるクラス分けが行われ、学力が接近するクラスメイトと競争することになります。お互い負けたくない思いから刺激しあい、勉強に取り組むモチベーションもあがるのです。
2.塾のデメリット
小学生が、学習能力がつき、勉強モードになれるのですが、塾にもデメリットがあります。実際のデメリットは個々の塾で異なってきますが、この章では決して多くはありませんが、塾に行くことで起こる、代表的なデメリットについて紹介します。
2-1.塾費用がかかる
塾に通うために費用がかかります。塾の費用は塾でバラつきがあり、受講するコースによっても異なってきますが、通塾するには一定の費用がかかるのです。また、少し離れた場所に塾があると、そこまで行くための交通費も必要になります。さらに、実際に塾に行くとなると、授業料や入会金以外に、教材費・夏期講習費・冬期講習代・模試代などの費用もかかります。それらを合計すると決して安い額ではありません。
2-2.時間を取られてしまう
子どもさんが塾に行くようになると、家族が時間を取られてしまうことがあります。塾の送り迎えです。送り迎えで時間の制約が出てくる可能性もあります。場合によると、お子さんを送り届けてから、授業が終わるまで待つこともあります。家族の一人が送り迎えに行くのですが、思いのほか行動に制約となることがあるのです。
3.塾と予備校の違い
学校以外で勉強する施設として、塾以外に予備校があります。一般的に小学生は塾に通います。では、塾と予備校の違いは何でしょうか。両者の大きな違いは、予備校は主に大学受験を目的とし、高校生や浪人生に学習指導を行います。
一方、塾は大学受験の勉強が可能な場合もありますが、大部分の塾は中学受験や高校受験の学習が中心です。さらに、塾では小学校や中学校の授業やテストなどのサポートに、授業の補修もしているところが多いようです。
3-1.塾は講師と生徒が対話する
「授業」の形式は、塾では先生が生徒を指名して質問したり、回答を求めたり、問題を解かせたりするケースが多くみられます。塾では先生と生徒の間で会話のやり取りを交えて、授業を進めるのが一般的です。また、塾では基礎学力の習得から学習できます。さらに、苦手科目の補習や定期テスト対策など、受講生個々の課題に応じてレベルアップを目指しながら、きめ細やかな指導が行われるのです。
一方の予備校では、受講生はすでにある程度の基礎学力があることを前提にしています。そこから、予備校では大学受験用の、より専門的で難解な問題を出題し、解説します。また、授業は大教室で行われ、講義中は受講生からの質問は受けません。予備校と塾には、このような違いがあります。
4.まとめ
近年人気の中学受験では、塾を上手に使うことで合否に影響が出てくることもあります。中学受験は個々の中学で独自の受験問題が出題される傾向もあり、その中学の入試に最適となる学習が求められるのです。その点、大手の学習塾は莫大なデータを持っており、効率よく受験勉強ができるのです。塾を上手に使い中学受験を成功させましょう。
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