2024年01月24日

高校受験について知っておきたいことを徹底解説!効率的な学習方法も紹介

高校受験を意識しはじめた方の中には、高校受験はどのような試験を行うの?私立と公立の違いは何?と疑問が出てくるのではないでしょうか。この記事では、高校受験での評価項目や試験内容、高校受験についてのよくある疑問にお答えします。効率的な学習方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.高校受験で評価される項目は?

高校受験の内容には、内申点・入試の成績・その他検査などがあります。具体的な試験内容や項目を紹介します。

1-1.内申点(調査書)

高校受験での評価項目のひとつが「内申点」です。「調査書」や「内申書」とも呼ばれ、中学3年間について勉強の成績や活動などが記載されています。都道府県や私立高校によって、使われている書類の様式や点数化の方法が異なります。記載される内容は、主に次のようなものです。

・学習の記録(意欲・態度・技術など)

・特別活動の記録(学級活動・生徒会活動・学校行事など)

・出欠の記録

・行動の記録(生活習慣・責任感・公共心・創意工夫など)

1-2.入試の成績

高校受験におけるもうひとつの評価項目が、入試(学力検査)です。公立高校の入試は前期と後期の2回に分けて行われます。後期試験はすべての学校で行われますが、前期試験を行わない高校もあります。

出題科目は、国語・数学・社会・理科・英語の5教科です。私立高校の一般入試の科目は、国語・数学・英語の3教科、もしくは理科・社会を追加した5教科です。推薦入試の場合は、学力検査を行わない場合もあります。

1-3.その他の検査

内申点と学力検査の他に、面接や作文での検査を採用している学校もあります。面接で見られるのは、マナーや受け答えについてです。対策として担任ではない先生など、普段あまり話す機会の少ない大人の方と練習することで、本番での緊張に備えられます。作文では、次のポイントを意識して書くのがおすすめです。

・具体的な事例や数字を使って書く

・「序論・本論・結論」または「起承転結」を意識する

・主語と述語がきちんと呼応させる

・一文はひとつの意味をこめて簡潔に書く

2.高校受験の対策はいつから?何をする?

内申点では、中学3年間について評価されます。できれば入学当初から、もしくは高校受験を視野にいれはじめたタイミングで、生活態度は意識するようにしましょう。その他、勉強のスケジュールや具体的な学習方法について紹介します。

2-1.勉強のスケジュール

高校受験での学力検査の出題範囲は、中学1年生から中学3年生までの学習内容から均一に出題されます。そのため、勉強をはじめるのはできるだけはやい方がおすすめです。3年生から本格的に受験勉強の対策を場合は、次のようなスケジュールを参考にしてみてください。

1学期:日々の授業をよく聞き、定期テストで最良の得点を目指す

夏休み:これまでの総復習・苦手分野の対策

2学期~冬休み:実力テストで点数をとる、できていない部分をおさらい

入試直前:これまでの入試対策+過去問を解く

2-2.勉強方法

効率よく記憶するためには、覚えたことをアウトプットすることが大切です。新たに覚えたことは問題を解き、正しく理解できているかを確認しましょう。テストや過去問で不正解があれば、その問題を中心に勉強し、わからない部分を解消することで学力の向上が見込めます。

2-3.塾に通う

部活動に打ち込んでいて時間がとれない、これまであまり勉強してこなかったという場合は、塾に通うなどプロの力を借りるのもひとつです。個別指導の塾などでは、個人のレベルに合ったカリキュラムで勉強に取り組めます。レベルの高い高校を目指している場合にも、塾を利用することで学力アップが期待できるでしょう。

3.高校受験についてよくある疑問

高校受験を本格的に考えはじめた方の中には、さまざまな疑問があるのではないでしょうか。ここからは、公立と私立、単願と併願の違いや偏差値についてなど、高校受験で知っておきたいポイントを解説していきます。

3-1.公立と私立の違いは?

公立高校とは、県立や市立といった地方公共団体が設置する学校のことです。公費で運営されており、入学金など授業料以外での費用負担が少ないとされています。施設設備などは、最低限の水準です。

私立高校とは、私人の寄附金などを元に学校法人などが運営しています。そのため入学金や寄附金が必要とされるケースがあります。学校の特色によって、専門性のある学習やスポーツへの取り組みが期待できるでしょう。

3-2.併願と単願とは?

併願とは、2校以上の学校に出願することです。たとえば、第一志望の公立高校が不合格になってしまった場合に備え、第二志望として私立高校も受験することを指します。試験慣れできる・安心できるなどのメリットもありますが、私立高校に受かった場合入学金がかかります。

単願とは私立学校などが採用している出願方法で、合格したら必ず入学することが前提です。単願の場合は、合格基準が優遇され合格しやすいとされています。

3-3.偏差値とは?

自分の学力が集団の中でどのレベルなのかを把握できる数値です。偏差値の計算式は「(テストなどの得点平均点)÷標準偏差×10+50」です。標準偏差とは、テストを受けた人たちの得点と平均点の差にどの程度ばらつきがあったかをあらわします。

偏差値はテストの難易度や、テストを受けた生徒のレベルでも変動します。偏差値を知り自分がどの程度の学習レベルか把握することで、どのような勉強が必要か判断しとりいれていきましょう。

4.まとめ

ほとんどの方は、高校受験がはじめての入試試験になるでしょう。志望校に合格するために、学習計画をたて、こつこつ勉強を積み重ねることが大切です。志望校がこれまでどのような試験を行ってきたか、把握し対策することも重要です。受験までの期間で効率的に学習をすすめ、志望校合格に近づきましょう。

「学志ゼミナール」では、一人ひとりの学力やライフスタイルに合わせた指導を行います。個別の学習システムや映像授業をとりいれ、効率的に学習をすすめていきます。体験授業もありますので、高校受験で不安のある方はぜひ一度お問い合わせください。